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金沢念法寺 外観写真

金沢念法寺

石川県金沢市にある金沢念法寺は、
個性豊かな信徒が集い、
一歩一歩、 新たな可能性に向かって
取り組んでいるお寺です。

金沢の都心にある金沢念法寺は、いつも人が集まるにぎやかなお寺です

石川県のほぼ中央に位置する金沢市。北陸自動車道を富山に向かって走り、市域に入ると右手に金沢のまち並みが広がってきます。やがて、ビルや住宅街の中に、朱塗り鮮やかなお寺の外観を目にすることができ、その存在感は地域の人々の注目を集めています。

城下町の風情が今なお息づく、歴史と伝統文化のまち・金沢

加賀百万石の歴史と伝統文化の薫りが今も漂う城下町・金沢。
大河ドラマ「利家とまつ」で脚光を浴びた金沢ですが、しっとりと落ち着いた城下町は、多くの人に愛される北陸随一の観光地です。 金沢のまちは、1546年に本願寺が布教の拠点として「金沢御堂」を建立したことにはじまります。そののちに、前田利家公がこの地に城を定め、以来、加賀百万石の城下町として発展し、藩政時代には江戸、大坂、京都に次ぐ規模の大都市であったといわれています。城のまわりに形成された武士のまち、活気あふれる商人のまち、城下を守るように配された寺のまちなど、城下町の風情が今もなお残り、日本の文化が美しく息づいています。

金沢念法寺の歴史は、今から半世紀以上も前にさかのぼります。
昭和29年、開祖親先生が東北の山形県酒田市へご親教の帰途、金沢駅に停車した列車の窓から神扇を打ち振られて「将来、この地に念法の大道場が建つ」と予言されたのが金沢念法寺誕生の第一歩となりました。その後、金沢において活発な布教教化が進み、二代燈主様が、金沢にも念法道場をと願う信徒の希望に応えて、昭和63年4月24日、現在の地にて金沢念法寺・落慶法要が厳かに執り行われました。

  • ▲金沢城石川門は、国の重要文化財に指定されている
  • ▲新道場落慶を祝って万歳三唱する信徒たち
    (昭和63年4月24日)

いつも笑い声の絶えない、明るく元気な金沢念法寺

金沢念法寺の住職を勤めるのが、野田良全先生です。まだ着任されて2年余りですが、野田住職の周りには、いつも笑顔にあふれた信徒が集い、お寺の雰囲気は明るく、元気。野田住職の人柄そのもののようです。
野田住職は、九州出身で金沢のお寺に着任する以前には、四国は高知の宿毛(すくも)念法寺の住職をされていました。おおらかで積極的な南国気質の土地柄から、この北陸・金沢に来た当初は少し驚いたといいます。「とにかく金沢の信徒さんは、やさしくて、奥ゆかしいというか、大人しいですね。土地柄なのでしょうか、思っていることをあまり表に出さない人が多い。私と正反対ですね。」と笑います。そんな信徒が、より活発に変わっていったひとつのきっかけが、平成20年に行われた北陸ブロックの『子供会』の主催です。

富山・福井・石川の北陸3県のまとめ役として、金沢念法寺を会場に北陸ブロック『子供会』が行われ、金沢の信徒たちがお世話をし、取り仕切ることになりました。当初、うまくできるかどうか…と不安でいっぱいだった信徒が、他の支院の協力を得ながらも一丸となって、無事に成し遂げられたのが自信となり、金沢念法寺の雰囲気が大きく変わりました。
その自信と喜びが、金沢独自の催し『集いの会』の開催につながります。今年3回目となる『集いの会』では、信徒の家族や知人はじめ、未信徒の方も気軽にお越しいただけるように、工夫を凝らした出し物を信徒も楽しみながら企画しています。

  • ▲着任3年目の野田住職
  • ▲金沢念法寺で開催された
    北陸ブロック『子供会』
  • ▲楽しい催しがいっぱいの
    『集いの会』

金沢らしく、一芸に秀でた個性豊かな信徒が集う

代々の加賀藩主が工芸や芸能などの文化事業を奨励したことから、金沢には多彩な伝統文化が根付いています。そのためか、金沢念法寺にも芸や技に秀でた信徒も少なくありません。
琴や琵琶の名手や美しいスイーツを作るパティシェ、創作料理を出す居酒屋を経営する若者。そして、プロの演歌歌手として活躍する山本あきさんやプロを目指して現在レッスン中の高3の女の子など、いろんな個性が金沢念法寺には集まっています。

これからは、信徒の持っている特技や個性を活かすなど、教養・文化教室の開催にも積極的に取り組んでいこうと考えています。
少しでもお寺に集まっていただく機会をつくっていき、信徒の家族や知人、そして一般の方々もお寺が楽しいところと感じて、気軽に来ていただければ、これほど幸せなことはありません。

  • ▲野田住職を囲んでの会話が
    弾む信徒の皆さん
  • ▲信徒がつくった見事な洋菓子

金沢念法寺の信徒で、現在プロ歌手として活躍されている山本あきさん。

歌手 山本あき 2004年に上京するまで、金沢念法寺へは幾度もお参りをされ、プロ歌手を目指す山本あきさんの心の支えになったそうです。
今も「仏様が、いつもそばで見守ってくださっている」との思いを胸に、活躍されています。
そんな山本あきさんの体験エッセイをご覧いただけます。

更新日付:2010/04/20

プロフィール

住職:野田 良全(のだ りょうぜん)

金沢念法寺
住職:
野田 良全
(のだ りょうぜん)

メッセージ

〒920-0027
石川県金沢市駅西新町
1-17-1
TEL:076-232-2416
MAP
日本三大名園のひとつである兼六園は、春の桜と冬の雪吊りの時期には多くの人が訪れます。
出格子と石畳が美しい茶屋建築の町並みが残り、昔の面影をとどめています。
亡き夫が残した金沢念法寺の建立記録写真を19冊の写真集に収めた東(ひがし)さん 古くからの信徒で、以前は総代を勤められていた東さん。実は、14年前に亡くなられたご主人が、生前に金沢念法寺の建立時の様子を1年以上もの間、1日も欠かさずカメラに収められたそうです。妻の東さんは、亡き夫の遺品でもある膨大な枚数の建立記録写真を整理することが自分の使命であるとして、4ヶ月もの期間をかけて丁寧に『金沢念法寺建立記録写真集』をまとめられました。その数、なんと19冊。金沢念法寺建立の一部始終を記録した貴重なその写真集は、現在お寺に奉納されています。
一芸に秀でた信徒たちが、お寺の催しでは大活躍します。