全国支院だより 全国の支院よりおたよりが届きました。

釧路念法寺 外観写真

釧路念法寺

仏様のおかげをいただいた、
たくさんの喜びの声が集まる
釧路念法寺は、いつも明るく、
笑顔にあふれたお寺です。

最も東に位置する釧路念法寺は、今年創立32年を迎えました。

真夏でも最高気温が20℃前後と過ごしやすい北海道・釧路市。
釧路念法寺は、全国支院の中で、最も東にあるお寺です。JR釧路駅から車で約10分、観光スポットでもある幣舞橋(ぬさまいばし)を渡った高台に建つ釧路念法寺からは、釧路港を一望することができます。

「釧路湿原」「阿寒湖」などの大自然を有する港町・釧路市

釧路市は、北海道の東部、太平洋沿岸に位置し「釧路湿原」「阿寒」の2つの国立公園をはじめとする、雄大な自然に恵まれた街であり、道東の拠点都市として経済・文化の中心的な機能を担っています。
港町である釧路の街は、昔から川をはさんで栄え、海に向かって発展を遂げてきました。特に釧路川河口は、ウォーターフロントとしての整備が進み、釧路沖で捕れる新鮮な魚介が手頃な値段で味わえるとあって、観光客に人気のスポットとなっています。

釧路念法寺は、苫小牧念法寺の初代住職・谷垣珠現先生が道東一円を布教され、ご縁があった苫小牧念法寺の信徒により道東・厚岸(あっけし)の地に念法の灯りがともされたのが始まりです。
その後、念法の教えは厚岸を中心に道東に広がり、昭和55年には厚岸布教所が設けられました。現在、釧路念法寺の住職を勤めるのは、北海道出身の高井良然先生です。いつも元気いっぱい、フットワークも軽い高井住職の周りには、信徒が自然と集まってきます。

  • ▲道東の大地に拡がる雄大な釧路湿原

北方領土返還の祈願所としての役割を持つ釧路念法寺

昭和57年、厚岸布教所で「二代燈主様を囲む会」が行われた際に、二代燈主様は「道東の中心地であるこの釧路に、北方領土返還運動の研修所としても活用できる大道場を建てよう」とおっしゃりました。開祖親先生が心を痛めておられた北方領土が、1日でも早く返還されるよう、その祈願所としての役割を兼ね備えた大道場が、昭和63年、現在の地に釧路念法寺として建立されました。

さらに昭和60年からは、「念法青少年による北方領土視察研修」がスタートし、学校では学べない日本の歴史と領土の現状について、毎年、全国から青少年が集まり研修しています。研修では、地元根室の青年たちとの懇談会が催されることもあり、北方領土問題に対する正しい認識に向けた活発な意見交換がなされています。
この北方領土視察研修も今年で27回目となり、5年ごとの節目には釧路念法寺が納沙布岬での慰霊法要の準備や進行のお手伝いをさせていただくのも、釧路念法時の大事な仕事です。

  • ▲厚岸布教所で開かれた二代燈主様を囲む会
  • ▲昭和60年から、毎年開催されている「念法青少年による北方領土視察研修」

行動力があって、いつも元気印の高井住職

とにかく広い北海道。釧路念法寺の信徒も釧路市をはじめ、厚岸や阿寒、根室まで広がり、高齢の方も多いため、簡単にお寺へ来られる方ばかりではありません。だから、高井住職は、時間があれば車に乗って信徒宅へ出向いて行かれます。
高井住職は、見た目お茶目で天然風なのですが、とにかくフットワークがよく、何事もテキパキとされています。信徒のお子さんが熱を出したというと、車を飛ばして様子をうかがいに行くなどは日常茶飯事です。
また、信徒の話をお聞きする中で、本人が気付かれていないようなことを取り上げて、「それって、仏様のおかげだよね。ありがたいね。」と喜びを発見し、信徒を元気にしてくれます。
”小さなことを、大きく喜べる”・・・そんなお人柄が、信徒の皆さんから「お母さん」と親しまれている所以なのかもしれません。

  • ▲車に乗って遠方の信徒宅へ訪問し、お話しを聞く高井住職
  • ▲高井住職を囲んで談笑する信徒の皆さん

喜びの声がたくさん集まる釧路念法寺

釧路念法寺には、仏様のおかげを体験をされた信徒が、多くおられます。例えば、地元の漁港の寄宿舎で働く女性の信徒は、『その昔、「旅からすの歌」を唄って漁に出たら、不漁続きであったのが、たちまち大漁旗を掲げて帰港してきた』という話を高井住職から聞き、早速勤め先で「旅からすの歌」を唄ったところ、自分の所の漁船だけが大漁になったという体験をされました。その他にも、事故や災害に遭っても不思議と信徒たちには、大きなケガや被害がなかったなど、たくさんの喜びの声がお寺に集まってきます。だからでしょうか、皆さんいつも笑顔で仲がよく、信徒同士がまるで本当の家族のようです。

昨年の『立教85年祭・釧路念法寺祭り』では、信徒が力を合わせて企画・実行した甲斐あって、未信徒の方々もたくさん参加くださり、とても盛り上がりました。ご縁あって外部の「花柳寿登芳(はなやぎじゅとよ)社中」の皆さんや「北海道くろしお蝦夷(えぞ)太鼓」の皆さんにもご出演いただき、参加者の方々にも喜んでいただけました。
少しずつですが、地域の皆さんにも親しまれるお寺として、また信徒同士がもっと集える会や催しを開催できるお寺として、日々努力していきたいと思っています。

  • ▲北海道くろしお蝦夷太鼓の演舞を鑑賞する皆さん
  • ▲花柳寿登芳先生の日本舞踊の演舞

更新日付:2011/09/30

プロフィール

住職:高井 良然(たかい りょうねん)

釧路念法寺
住職:
高井 良然
(たかい りょうねん)

メッセージ

〒085-0835
北海道釧路市
浦見町4-1-1
TEL:0154-43-0139
MAP
北方領土返還を願われていた二代燈主様は、たびたび釧路に足を運ばれました。
日本最初の鶴公園として、飼育・人工ふ化を行ってきた「釧路市丹頂鶴自然公園」では、一年中タンチョウと出会うことができます。
釧路念法寺は、平成21年に創立30周年を迎えました。当日は、記念式典をはじめ、様々な催しが披露され、多くの信徒が集まりました。
東日本大震災の津波により、道東も数多くの被害を受けました。厚岸町でアサリの養殖業を営む濱野さんご夫妻も例外ではありませんでした。
手塩にかけてアサリの稚貝を育ててきた干潟が津波の被害に遭ってしまったのです。しかし、周辺の干潟の甚大な被害に比べて、濱野さんの所有する干潟は幸いにも、被害が最小限ですみました。また、ご自宅や経営するお店も床上浸水直前で水が引き、被害はありませんでした。念法の信心から足が遠ざかっていた時期もあった濱野さんですが、数年前から、再びお寺に通われていました。
「今回の甚大な津波の被害から救っていただいたのも、仏様のおかげです」と、現在も、養殖業の再建に向けてご夫婦で頑張っておられます。