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大田念法寺 外観写真

大田念法寺(おおだねんぽうじ)

島根県大田市にある大田念法寺は、
着任間もない最年少の女性住職が
一生懸命頑張っているお寺です。

島根県で唯一の大田念法寺は、今年創立55周年を迎えます

島根県のほぼ中央に位置する大田市。歴史と自然にあふれたのどかな地域です。
JR大田市駅近くに位置する大田念法寺は、島根県で唯一の念法のお寺。都会のお寺とは異なり、山深い地域に住んでいる信徒も多い大田念法寺は、今年創立55周年を迎えます。

幾度となく、島根に足を運ばれた開祖親先生

大田念法寺のある大田市は、島根県のほぼ中央に位置し、市北部は日本海に面していますが、険しい中国山地が海岸に迫っているため山林原野が多く、平坦地が少ない土地柄です。大田市といえば、世界遺産に登録されている『石見銀山(いわみぎんざん)遺跡』が有名で、お寺から車で数十分のところにあります。そのほかにも古くからの歴史を今に伝える史跡や文化財が点在し、四季折々の食材や温泉にも恵まれた魅力ある地域です。

この島根県に開祖親先生が、はじめてご親教に訪れられたのが昭和29年。島根県五十猛(いそたけ)村の布教所へは、夜行三等車に揺られての長旅でした。その後、布教所から教会に昇格し、昭和47年には、五十猛村から大田市内の国道9号線沿いに大田念法寺(旧道場)として移りました。親先生は、“一日でも早く法を説いてやりたい”と、まだ足場がとれていない建設中の道場でご親教されたこともありました。初親教以来、親先生は昭和52年までの23年間に31回ものご親教に、この島根に足を運ばれました。そして、二代燈主様が信徒の参拝に便利なようにと考えられて、昭和60年に大田市の中心街である現在の地に今のお寺が建てられました。

  • ▲完成間近の9号線沿いの
    旧道場で親先生と
  • ▲現在の大田念法寺

念法の女性住職の中では、最年少の諸岡住職

実は、念法で最年少の女性住職が、今年38歳の若さで大田念法寺をあずかる、諸岡芳清(もろおかほうせい)住職です。諸岡住職が大田念法寺の住職に着任したのは、平成19年11月。これまで島根県はもちろん、山陰での生活は初めてで、最初の頃は土地柄や生活習慣の違いにとまどう毎日でしたが、今では少しずつ信徒の皆さんの中にも、地域にも溶け込んでいます。
仏様の教えの素晴らしさを伝え、若い住職であっても悩みや迷いを相談してもらえるようにと、諸岡住職は熱心に信徒の皆さんと向き合っています。

諸岡住職は、福岡県小倉の出身。生まれて間もない頃に親の入信に伴ってお寺に行くようになり、歩き出す頃には、お寺の中を走り回っていたそうです。高校卒業までは、小倉念法寺で多くを学びました。高校を卒業と同時に本山に出家し、そして富山念法寺で修行を重ねたのち、この大田念法寺の住職に着任されました。小倉念法寺時代には、中学高校の頃からお寺のお手伝いをさせていただいたそうですが、その頃の経験が、今住職をさせていただく上で、とてもに役に立っているとのことです。
「今は、とにかく信徒の皆さんのお顔を見て、お話をして、そして認めていただくことに一生懸命です」と、県下の山間部に点在する信徒のお宅を車で数時間、一軒一軒訪ねられる日々が続いています。

  • ▲信徒さんと出雲大社を
    参拝する諸岡住職

創立55年祭に向けて、いろんな活動がはじまっています

今年、平成21年11月に、大田念法寺は創立55年を迎えます。
お寺では55年祭に向けて、喜びや感激をカタチに表そうと、信徒が集まって、神話を題材にした貼り絵や欄間の飾りなどを作っています。大田念法寺では、これまで信徒同士の集まりや会の催しなどは、あまり活発ではありませんでしたが、“まず会って顔を合わせ、声を掛け合い、ふれあうことが大切”との諸岡住職の思いから、「子供会」や「敬老会」なども行い、「青年会」も最近立ち上げました。都会に出ていた若い信徒たちも、里帰りの時にはお寺に立ち寄ってくれるようにもなり、少しずつですが、お寺の雰囲気も変わってきています。
小さな喜びを集めて、みんなの大きな喜びにつながるように・・そんな思いをもって、信徒同士の交流はもちろん、今後は地域の皆さんとのふれあいにも取り組みたいと思っています。

  • ▲信徒の皆さんと石見銀山巡りへ

更新日付:2009/10/20

プロフィール

住職:諸岡芳清(もろおか ほうせい)

大田念法寺
住職:
諸岡芳清(もろおか ほうせい)

メッセージ

〒694-0064
島根県大田市大田町大田
大正西203-1
TEL:0854-82-7998
MAP
昭和45年頃 五十猛教会にて
昭和47年 9号線沿いの旧道場にて
電動四輪車で、今もお寺に
お参りする92歳の影山鶴一さん
今も元気に電動四輪車に乗ってお参りを続けている影山鶴一さんは、今年92歳。実は3年前、単車に乗っているときに、右折してきた車と衝突し、左足の骨を折る大事故に遭いました。
膝から下が骨折し、ブラブラとする状態でしたが、不思議と痛みはあまり感じず、駆けつけた救急隊員さんに名前や住所、連絡先をすらすらと答え、びっくりされたそうです。
手術で左足に金具が装着され、医師からは、もう正座は難しいと告げられたそうですが、今では1時間でも正座をして、ご真言を唱えることができるようになりました。
これも「仏様のおかげです」と嬉しそうに笑顔で語ってくれました。
創立55年祭に向けて、お寺を飾る貼り絵を作る信徒の皆さん。
おしゃべりをしながら、楽しそうに取り組んでいます。